発音するには口の動きを知ることも大事?
みなさん、新年明けましておめでとうございます。ブログを更新していない間も、少しの時間でも英語の学習を続けるようにしています。
今回のお話も前回に続いて発音のお話です。(前回の記事は以下をご覧ください)
reiaton-english.hatenablog.com
日本人でノンネイディブの人が、ネイティブと同じような発音を習得するのは難しいのですが、言葉をうまく理解できなかったり、発音できなかったりする「赤ん坊」の場合はどうなのでしょうか。
私には1歳の子供がいて、どのような過程を経て言語を習得していくのかに興味があり、日常の発話、発音に注意を払うようにしています。以下は私の子供の場合に限定されるかも知れませんが、このような流れで発話するようになりました。
①親の話すことに対し、何も返答しない。にっこりするだけ。
②親の話すことに対し、何も返答しないが、親の口の動きを凝視している。
③徐々にまねをしながら話すようになる。自分の発音した音が親と違うと、口の動きを見る。
ここで私が強調したいのは「口の動きを見て発音を学んでいる」というところです。例えば、果物のbanana(バナナ)の発音は案外すんなりと覚え、上下の唇から破裂音を出しました。一方で、楽器のviolin(ヴァイオリン)の発音を教えた際は、2回ほどはbの発音をしていましたが、音が違うと感じたのか、私の口の動きをじっと見ながら歯と唇をこすりあわせてヴァイオリンと発音していました。
また、これは別のお話ですが、私の勤務先の先輩がアメリカ赴任になった際に、幼稚園児の子供さんを連れて行ったそうです。その子は、現地人が大勢いる幼稚園に通うようになったのですが、はじめの半年は一言も話さなかったそうです。しかし、半年後には急に現地の子供と同じように話し始めたということです。そこで、父親である先輩が子供に、なぜ話せるようになったのか聞いたそうです。その子は
「ずっと友達の口の動きを見ていた。」
と言ったそうです。
紹介した2つのケースは、ともに子供の発音習得についてですが、大人にも参考になればと思います。
口の動き付きで発音を学べる動画は以下がお勧めです。動画のお兄さんの口の動きが少し大げさな気もしますが、シャイな日本人は一人で練習する時くらいは、これぐらいやってもいいかもしれませんね。
English "V" vs "B" Pronunciation for Real Natural English